耳垢・耳そうじの話


日本では耳垢は敵のように思われている方も多いと思います。しかしながら、耳垢には保湿作用や殺菌作用があり、またお肌は垢があることで代謝が活発になります。つまり、耳垢不足によって、肌荒れし、菌が繁殖(運が悪いとカビが生えます)し、汚い肌を長い期間使い続けることになります。
耳そうじはやったとしても、耳の皮膚表面には耳垢を残し、詰まりそうな耳垢のみ取り除きます。こういった耳そうじは、綿棒や耳かきではできません。綿棒や耳かきでお掃除をすると耳垢不足に陥り、病気の温床となります。それだけでなく、綿棒や耳かきで耳垢を押し込んでしまい、要らぬ耳垢を奥に詰まらせる(耳垢栓塞の原因)ことになってしまいます。
多くの方は中学生~65歳では耳垢は詰まりません。耳そうじは全く不要です。耳垢が溜まりやすい耳のクセがある方はたまにいらっしゃいます。いずれの方も耳そうじしたいと思ったら、それは耳鼻科に受診したほうがいい状態ですので、ご家庭ではいじらずに受診しましょう。子供(生後数か月から小学生までが目安)と高齢者は定期的に耳そうじに耳鼻科に通うようにしましょう。3~6か月に1回で十分なことが多いです。
よくご質問をいただきますが、耳そうじだけで耳鼻科に受診してもらって大丈夫です。
ちなみに、肌荒れしているとアレルギーを獲得する確率が30%増えることがわかっています。花粉症などのアレルギー性鼻炎や喘息になってしまう確率が増えていきます。
そのため間違ったスキンケアは全身の病気の原因にもなりえます。ご家庭での耳そうじも間違ったスキンケアのひとつです。ご家庭では正しく耳そうじをすることはできません。正しいスキンケアで、健康に過ごしましょう。




