めまいの検査

目の揺れ方を見る検査

暗くして、CCDカメラで目を観察することで、目の揺れが見やすくなる道具です。
頭の向きを変えながら、目の揺れ方の変化を確認していきます。
目の揺れ方の変化によって、耳石、メニエール、脳などどこが悪いかを確認していきます。
ご本人がめまいを感じていてもタイミングによって異常が見えるときと、異常が見えないときがあるので、受診のたびに目の揺れを確認します。
体(重心)の揺れ具合を測る検査

立っているだけで、体の揺れ方からどこが悪いか測定してくれます。目を開けて30秒、目を閉じて30秒、足元をふわふわにして目を開けて30秒、目を閉じて30秒立ってもらいます。
左右・前後の揺れ幅や揺れの周波数などによって、耳のバランス感覚、足腰のバランス感覚、脳のバランス感覚のどこが弱っているかを推定してくれます。肩こりや不安からくるめまいの要素も推定できます。
また、揺れ方の大きさを数値化できるので、気分に左右されずに状態が良くなってきているのか、悪化しているのかの時間的推移が見ていけます。例えば、耳の機能は回復してきたけど、不安が強くなっているので本人のめまい感は以前と変わらず感じているのでしょう、など。
聴力検査

聴こえを測ります。中耳炎、突発性難聴、メニエール病など、難聴を伴うめまいを見つけていきます。
めまいに気をとられていて、聞こえが悪いことに気付いていない方も意外といらっしゃいます。
なお、健康診断の聴力検査はめまい持ちの方にとってはザルですので、めまいがあるかたは正式な聴力検査を受けるようにしましょう。
ティンパノメトリー
鼓膜の動き具合を測る検査です。中耳炎の具合や中耳の気圧を測定します。
メニエール病の場合に低気圧(雨)が悪化因子なことは有名ですが、大気の気圧が正常でも、患者さ自身の中耳が低気圧でも悪化因子になります。
中耳炎や中耳の気圧低下からめまいがする場合は、鼻やのどの治療も大事になっていきます。
いずれの検査も痛くはありません。診断をしていく中では、できるだけめまい症状が目立つときに検査をしたほうが異常が確認できるため、診断がつくまでは検査で疲れやすいことが心配されます。辛い場合は、検査を複数日にわけて行うこともできますので、検査が途中で辛くなったら、遠慮なく申し出てください。
また、わからりやすく耳が原因のめまいは1~3回の診察・検査で診断がつきますが、受診のタイミングが合わずに異常が見つからない場合もあり、数十回や数十年の通院でやっと耳の病気の診断がつく場合もあります。今まで異常がないと言われた方もめまいが繰り返されるのであれば、あきらめずに繰り返し検査を受けていただければと思います。
そして、脳によるめまいが疑われる場合や患者さん自身がご心配な場合は、頭のMRIを手配することもできます。ご心配な方は遠慮なくお申し出ください。
耳からくる代表的なめまい疾患
- 良性発作性頭位めまい(BPPV)
- メニエール病
- 突発性難聴
- 前庭神経炎
- 遅発性内リンパ水腫
脳の物理的異常からくる代表的なめまい疾患
- 脳梗塞
- 脳出血
- 脳腫瘍
- 脊髄小脳変性症
- など
脳の機能的異常からくる代表的なめまい疾患
- 持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)
- 心因性めまい
- など




