発達障がいのお子さんの相談

すみませんが、発達障がいのすべてを診療しているわけではありません。
発達障がいがあると耳鼻科が特別苦手だったり、耳鼻科を出入り禁止にされることをよくうかがいます。発達障がいのお子さんたちは、練習して習慣化していかないといつまで経っても耳鼻科の診療が受けれませんので、診療をしながら練習を一緒にしましょう。

頭を触られるのが苦手:状況が許すなら頭をおさえずに診療をします。
音が苦手:音の出る道具の使用を最小限にします。
見えないものが苦手:できるだけ本人に見せてあげられるものは見せてあげます。
待合室が騒がしかったり、人が多いと待ってられないようであれば、個室の予約をしてください。
急を要する状況でなければ、無理をしない範囲で練習を。嫌な思いをしなかった体験をして、その記憶が薄れないうちに次の受診をするようにしましょう。大丈夫だったという体験を、体験ではなく日常にしていくことで、耳鼻科診療になじめるようになっていきます。
ただ、ペースは人それぞれです。極端な例(私の診療の経験)では、おさえきれないくらい大暴れだった子が、1か月後には、一人で座って処置が受けれるようになる場合もあります。逆に数か月経っても、なんとか耳鼻口を少し見るのが精一杯の子もいます。それでも全く診れないよりは、耳鼻のどの病気の対処をしていけます。
耳鼻科の苦手意識を克服するためには、急な病気で困ってからでは間に合いません。不調が目立つ前に耳鼻科に通院するようにしてください。何の病気がなくても、子供たちは耳そうじのために耳鼻科に定期通院をします。3か月に1回が目安のところを、多めに、こまめに通っていただくことで、有事に備えていきましょう。
発達障がいのせいだと思い込んで、本人の発揮できるはずだった能力や成長を少しでも引き出してあげられたらと願っています。お子さんの診療にお付き合いいただける方は、是非通ってください。




